個人的にはイングリッシュ・ブレックファーストが好きなのだけど、ダンナはドイツの朝食を一番にあげる。暖かいものは脂っこいものが多いので、朝は冷たいもので胃をいたわってくれる朝食が好きだという。ドイツの朝食は数種類のハムやサラミ、チーズが並び、ヨーグルトやシリアルの種類も多くけっこう豪華。パンがまたうまい。ドイツの食事は朝食は皇帝のように、昼食は王様のように、そして夜は乞食のように、と言うようだ。ダンナはリンゴなどの果物をフトコロに入れて、お昼にすることがあるらしい。
穴のあいたチーズや生ハムたち。
だいたいこんなプレートに乗っている。
もちろんもっと種類が多いこともある。
申し分ない朝食でも、野菜類が少ない
のが気にかかるところ。
仕事でヨーロッパに行く機会の多かったダンナがとりわけお気に入りなのがドイツのパン。
カイザーセンメルというパンは、外がカリカリ中がぎっしりでけっこう満腹感がある。ケシの実がまぶしてあったりして大好きらしい。(センメルとはケシの実の意味)他に日本ではなじみの薄いライ麦パンにハムとチーズをはさんで食べるのが美味しいと言う。ドイツのコーヒーはヨーロッパでは評判はよくないようだが、日本人には一番なじみがある味かもしれない。横にナイフを入れて二つに割って、ハムやチーズをはさもう!
・カイザーセンメル・キプセル・ヴァイツェンブロート・シュリッペ テーブルロール 外がパリパリ ライ麦入り 小型のパン
ダンナがあげるヨーロッパの朝食ベスト5を紹介しよう。
1 アムステルダム
チューリップ・
イン★★★
とにかく品数が一通りすべての物を食べてみるという事が不可能なくらい多い。バイキング方式。とりあえず、って感じで挑戦すると朝食に40分以上は必要だろう。味はどれも平均以上。
2 ストックホルム
ホテル・
キャッスル★★★★
北欧のホテルは甘酸っぱい魚の酢漬けが出てくる。これがなかなかおいしい。北欧4国の中でスウェーデンが一番おいしいと思う。デンマークに行くと少し生臭くなるような気がする。
3 ケルン
ホテル・ブラン
デンブルガー
ホフ
とにかく数え切れないくらい泊まった。どうって事ないらしいがコーヒーがホッとするおいしさ。もちろんパンや生ハムも非常においしい。なにせホテルの人々の人柄がいい!雨宿りをしていたらコーヒーをごちそうしてくれた事もある。
4 ハンブルク
ホテル・ポップ
★★
ドイツで泊まったホテルの中で、最も朝食の品数が多い。ひとつひとつの味はたいした事がないが、外がサクサク中がぎっしりのパンがバツグンにおいしい。食べているとネコちゃんがじゃれついてくる。
5 ストラスブール
ホテル・
セントラル★★
朝食が非常に貧弱なフランスにあって、ドイツ国境のこの街の比較的安いホテルだが、追加料金を払うとドイツ風バイキング形式の朝食がフレンチ・カフェオレ付きで楽しめる。ちなみにこの街の他のホテルに泊まった時はカフェオレとクロワッサン1コだけだった。